菜食で苦労すること???

標準

良く自分がヴィーガンというと
「日本でヴィーガンって大変じゃないですか?」と言われる時があります。
この発言を聞く度に思う事があって、
「貴方は他の国のヴィーガン事情について、そんなに詳しいのですか?」
と、小憎たらしい返事を言いたくなります。(大人げない)
でも、「そんなに大変じゃないし、結構簡単で、快適ですよー」と
答えても皆信じてくれないこともしばしばあって、じゃぁ何て答えればいいんだろうなーと思ったり。

僕達の世界は経験と偏見と想像で作られているかの疑いたくなる。
皆様もそういう事はないでしょうか?

誰かの発言に対して「えーー!うっそー!」とか否定から入ったるする場合等。
この世の中は僕達の想像よりももっとすごい世界であり、それだからこそ
人生は面白い物であると時々感じます。でも自分の経験を超えた知識であったり
分からない物は想像でなんとなくイメージを作り、そのイメージが壊されるのが怖い時などもあるゆえ、否定から入る場合もあるのではと思う時も。

昔、パドマジこと、シャロン先生、他の先生方と一緒に食事をしたことがあります。
その食事会での話題はクラシックコンサートで、皆色んな話をしていたのですが、残念なことに僕は大人になってからはクラシックのコンサートを一度も見たことが無い為、自分はずっと黙っていました。というか子どもの頃に親に連れて行かれて、退屈なあまり寝てしまった後には母親から二度と連れて行かないと言われた経験が有ったために、その後行くことも無かったのが真相です。(笑)

黙っている自分を見つめ、パドマジが「tomoはクラシックコンサートについてどう思う?」と聞いてきました。
それに対しての僕の答えは、「コンサートは好きなのですが、ああいう静かな音楽はあんまり好みではなく聞いていませんし、大人になってから一度も行ってません」と答えた所、先生はニッコリと笑い「ああ、貴方はクラシックコンサートやクラシック音楽をちゃんと知らないのね」と発言をしました。この答えは色々僕に考えるキッカケをくれました。

余談ですが、後にクラシックコンサートに行く機会があったのですが、全然静かではなかったのが驚きでした。むしろウルサイと言ってもいいぐらいにハードであったのが印象に残っています。 :)

この様に僕たちは物事の側面や、想像だけでその価値や物事を事実の様に受け入れ、そういうものだと受け入れてしまう傾向があります。
これはヨガでいうところのavidyaではないでしょうか?
無知と良く翻訳されていますが、無知は知らないだけであり、知らないなら覚えればいい。そこから始める事ができますが、avidyaはもう少し厄介な存在です。
avidyaは事実ではないものを事実と思い込んでしまうことであり、全ての障害に繋がると言われいています。

僕に「私ほぼヴィーガンなんです!でも親とか交流関係でしょうがなく乳製品や魚を食べる時があります。」という方々が僕の周りに数人います。

それとか、誰かが想いを込めて作ってくれたら食べない方が失礼だと思いますと言う方々も居ます。

そういう方々への僕からの意見です。(あくまでも意見ですよーー)

1)しょうがなく、食べるのが相手の為になるのでしょうか?
2)貴方がしょうがなく食べていると分かった時には相手はどう思われるでしょうか?
3)自分が菜食主義者だと言っている方は矛盾している姿を周りに見せる事にむしろ混乱を招く可能性はありませんでしょうか?

ヴィーガンになるのは意思です。
その理由は様々ですし、誰も取り締まったりとかはしません。
自分がいちばん良くわかるかと思われます。
でも全ての人がヴィーガンになれるわけではなく、それはそれでいいのではないかなーと思います。

なので自分に正直に生きるのが一番じゃないかなと思います。
貴方が菜食主義者になったのは周りに合わせる為ですか?
何か志があったからなったのではないでしょうか?

他人に言い訳や自分に言い訳を使い始めているということは何かがおかしくなっているのかもしれません。

一度自分に問いただして見てもいかがでしょうか?

そんなこんなでヴィーガン10年経ちました
これからも続けて行きたいと思いますが、ゆる~い感じで行きますので
よろしくお願いします

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tomo について

ジヴァムクティヨガ アドバンスティーチャー。 1980年生まれ。 韓国にて役者として活動していたころ、はじめてヨガを体験し、2006年ジュールス・フェブレとの出会いによって本格的にジヴァムクティヨガへの道へ。 以降、食生活だけではなく、ライフスタイルを完全に厳格な菜食主義に変えヨガの学びをさらに深く掘り下げていく。ジヴァムクティヨガの創設者、シャロン・ギャノン師とデービッド・ライフ師のもとで学び、2009年にジヴァムクティ・ティーチャートレーニングを卒業。毎年、数か月間をNYのシヴァムクティヨガセンターにて学び、数少ないシニアティーチャーであるルース師の教えの下でヨガの学びを追及し続けている。2011年にジヴァムクティヨガ アドバンスティチャーの認定を受け、現在は世界各地でヨガを指導。 日本人の父と韓国人の母をもち、幼少期より日本、韓国、アメリカで生活をした経験から3か国語を操り「ヨガ通訳」としても活躍。 海外の講師のワークショップをはじめ、ケンハラクマ、chamaなどの日本人講師の海外での活動もサポートしている。ヨガの普及を目的とした組織「Satsang Events」を立ち上げ、世界の講師のワークショップを企画・運営する活動も行う。

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